被りたくない降下
初めに
本日はブログ「あーるえすのひとりごと」にお越しいただきありがとうございます。当ブログはWarGaming社開発の戦車のシューティングゲーム”World of Tanks”に関する記事をメインに取り扱っています。が、今回は今社会現象になろうとしているナウいホットなタイトルであるApex Legendsの中でも身内に向けて需要の多いランクマッチの降下方法に関して記事を書こうと思います。この記事が少しでも参考になったと思ったらチャンネル登録と高評価をお願いする必要はありません。チャンネルなんてないからね。
この記事を書いている人の戦績はこんな感じです。
S6とS7はどちらもダイヤまで到達しています。敵をバッタバッタと殺さなくてもダイヤまではたどり着けるんだからやはりこのゲーム立ち回りゲーなのではないかと思いますわね。
それとこの記事はあくまでプラチナを通り抜けて現状ダイヤで頭打ちしている人が作っている記事なのでダイヤ以上の環境に通用する保証はありません。噂によるとマスターを目指そうとしたらフルパだったりランドマークだったりも考え始める(?)らしいです。こわいなぁとづまりすとこ
本編
1.被らない降下の定義とその重要性
まずは”被らない降下”とは要するに何を目指しているのかについて明確にしていきます。
この記事における理想的な降下は
「降下地点に決めた街に敵がおらず、物資を最低限拾った段階での戦闘、いわゆる”初動ファイト”が起こらない。」
こととします。
競技シーンの配信をよく見てますがランドマーク被りで初動ファイトを起こしてるチームは実力は高いはずなのに戦績が不安定だなぁという印象を持ちます。
画像はFENNEL主催のFFL Apex Legendsの各チームのランドマーク争いの様子。特にSGとGCは絶対に展望を譲らずに毎度初動ファイトをしている。カウントダウンのDFとWPackは終わった後にスカイフックのReAHや溶岩溝のJUPが漁夫にくる展開が多い。もちろん被ったチームをさばき切れば最大3KPを手に入れることができる。だがランクマッチにおいてRPを盛るのに重要なのは一発の爆発力よりも安定感だと個人的には思っているので上振れ下振れが激しい初動ファイトはあまりしたくないよね。
2.部隊密度のヒートマップ
では具体的にどうやって被らない降下をするのか。
それに対する単純な回答は「マップの中でも降下部隊が少ない場所を狙う」ことです。
・ドロップシップの左右で部隊密度を予測する
たとえば最初の降下をこの航路で行うとします。白い線はマップ中央で交差しているためきれいにマップを4等分しています。
すごく単純に考えて、矢印の右側と左側で全く同数の部隊(右方向に10部隊、左方向に10部隊)が下りた場合、部隊が混み合うのは間違いなく右側です。右側はマップの西側ですがそちらには大きな街はガントレット、航空基地、ランオフ、スポッテッドレイクくらいしかありません。10部隊も降りられるわけねぇんだワ
一方左側に降りれば同じ10部隊の降下でもマップ東にある街を分け合えることができます。
この例では少し右に傾いて(グラフなら正の傾き)いますがこれがもっと傾きがきつくランオフやスポッテッドレイク上空を通るような航路であればなおのこと東に伸ばして降下するべきです。
ゴールド、プラチナ帯のランクにはRPはどうでもいいと考えて被ろうが何だろうが決め打ちで降下を行うプレイヤー層が一定数います。(体感) なのでそういった層を避けて、同じ被らない降下をしようとする部隊同士でさらに円満に分かれて漁るには降下場所の選択肢を広く持てる方に降下する必要があります。
・ドロップシップの前後で部隊密度を予測する
正直ここまでは割と考えている人も多いと思います。次はドロップシップの航路の前後方向の部隊数の予測です。
ドロップシップの降下開始する時にまず見るべき場所は「ドロップシップ内のプレーヤー数」になります。この場合だとドロップシップ内のプレーヤー数は43なので即降りした部隊がおよそ5部隊いることになります。
この時点で降下した場合に降下できるのは
- ガントレット
- サルべージ、マーケット
- 診療所
- リパルサー、マップルーム
- (ハイドロダム、沼沢、南監視塔)
といった具合になるであろうことが予想できます。(最後の3か所はもう少し引っ張った方が降下が速いor物資が渋いことから予備の選択肢)
この降下できる場所の選択肢の数に対して何部隊が降りるかで被りやすいのか被りにくいのかを判断することができます
初動降下の段階で残り人数が39人あたりまで減っているとすれば少なくとも初動で7部隊は降下しており、そこから様子を見た部隊が追加で降下することもあるので先降りが多い→降下のタイミングを遅らせるといった判断に繋げることができます。
一方開始直後の段階で54人とかなりの部隊が残っているなら航路前半の区域がかなり空いていることが予想できるのでそれが見えた段階で早めに降下すれば降下場所の選択肢は多く持てる、場合によっては欲張って広めに漁りに行くこともできるかもしれません。
・マップ内の部隊密度のイメージ化
以上の2つを加味してマップのどこが空いていそうなのかをイメージします。
先ほどの例に挙げた状況をもう一度見てみましょう。
降下開始後の初動降りの様子を見ていると5部隊が降りているように見えます。降下の角度を見ると初動で降下した部隊はガントレットや航空の辺りを目指しているようで、左に降りる青い軌道の部隊はサルベージやマーケットの方を目指しており、向かって左側(マップ東側)に伸ばしている部隊は見受けられません。これを見た段階ですぐに降下を開始してリパルサー方面に伸ばせば敵部隊と被ることは少ないはずです。
そこからさらに2~3秒様子を見ていると一気に降下を始めていきました。これを見届けていたらマップ南が混み合うことが予想できます。もっと降下開始を引っ張って後降りした方が空いているかもしれません。
これらを総合的に見てこういうイメージができると思います。
少なそうなところを狙って降下していきましょう。
上記のタイミングからさらに10秒ほど先の降下状況です。即降りは約5部隊ほどでしたがそのあと立て続けに降下したことで一気に減って残り4部隊ほどとなりました。ここから見ていてもわかる通りリパルサー方面には敵は降りていませんでした。ここから降下しても被らない降下地点は探しやすいと思います。
Ex1.被らせない降下
被せたくない部隊同士が降下する時に場所を確保するには、少し早めにその方向に降りることで「この場所は俺たちのものだぞ」とアピールをしていく必要があります。
もし航路が中央よりでどこの町にもある程度近くからアプローチを行える場合、また航路終盤に4部隊ほどで残り部隊は少ないが選択肢も少ないといった場合、通常600mからの直下が一番早い(?)らしいのですが、あえて700m辺りから早めに降下を行うことで被せないように降りようとしている部隊が降下地点の候補から外すようになるのでその街を確保しましょう。被ったら遅く降りることになるので泣きましょう
Ex2.降下後のルート取り
この部隊分布のイメージは被らない降下をするためだけでなく、降下後のルート取りを考える上でも使うことができます。
マップ南西側に多く部隊がいるのであればマップ中央の川やマーケットの洞窟辺りに部隊が集中することが予測できると思います。どこに部隊がいるかのイメージをざっと持っておくことで部隊の当たりやすさ、漁夫が来る可能性を予測してある程度コントロールできます。
終わりに
この記事を見てこの降下を試したけどうまくいかなかった!といったクレームには残念ながらお答えすることができません。確実に被らないという保証はできません。ご利用は計画的に。